バルーチ族は、イラン東南からパキスタンにまたがるバルーチスタン地方、ホウサーンシスターン及びアフガン二スタン西部に住んでいます。
現在では定住したバルーチ族が多いと聞いております。
バルーチ族固有の文様は少なくトルコマン絨毯のヒントを得たギュル風の幾何学文様や16~18cにかけて東ペルシャでよく用いられたデザインに変形と思われる直線的な花模様を多く見かけます。
こちらの作品は2本の白いガードポーダーの中に日干し煉瓦を たてに重ねたようなデザインです。(古くから用いられています)このデザインはの概念は必ずしも限定されるものではありません。相当に細かな織目が要求される事も多く、多種多様です。そしてマシャドバルーチは鮮やかな赤と濃紺の組み合わせが特長のひとつとなっています。