バルーチ族 イラン北東部に住むバルーチ族の絨緞です、経糸も緯糸も手紡ぎ羊毛に天然染料で1本1本 丹念に染めあげ、手結びによって織り上げられました。数世紀前より行われ、いまも家内工 業として続けられ、女性は伝統文化を重んじ、結婚資金を準備するため幼児のときから両親 のもとで習い覚えています。全体の色調は赤褐色や地色に黒、白で文様が描かれているもの が多い中、紺茶ベージュで大人ほい色使い 八角形の紋章あるいは花のデザインで3列に平 行。周囲には花文、幾何学がいろいろ組み合わされ数多くのボーダーが描かれています。 ペルシャシングルノットで織られています。 コシと張りの有るイラン羊毛を用い丈夫で柔らく薄く織り上げて、総じてキメが細かく、模 様も鮮明で美しい