ケルマン 87×60cm
産地 ペルシャ産 ケルマン地方
寸法 87cm×60cm
ダシュト ガビールと呼ばれる大砂漠の西南の地方。織物に関しては長い歴史をもち、ケルマン産のショール、インドカシミールのショール、同じよおな歴史を辿ります。19世紀すえには衰退しますが代わって絨毯制作が本格化した時、ショール作りで積み重ねてきた技術と意匠がものをいった。20世紀になると、タブリーズの商人に代わって欧米の会社が主導権を握った。意匠のいずれも少しずつ形を変えながら今日まで、受け維がれています。色彩には、パステル調が好まれ、地色としては圧等的に濃紺とクリーム色であるケルマンでは糸を紡ぐ前に羊毛を染める先染めの手法を用いる、この方が染料を多く要するが、色が深く、均等にしみ込むという長所があり、ケルマンはビジャー同様、3本の横糸を使用してきた、しかしこの頃は2本物が増えています。