絨毯を織り上げるが,非常にうまいアフガン難民による パキスタン国境の町ペシャワール、クエッタで制作されたじゅうたんです。
東西文明の交路としてさまざまな民族移住,侵入が繰り返され複雑な性格をもった土地でもあります。
絨毯作りの起源は定かではありませんが、数世紀前より生活必要品として織り始められ第二次世界大戦以後、世界に広まりました。
緯糸も縦糸もすべてが手紡ぎの羊毛が用いられる点が大きな特徴、赤褐色の地色に八角形の紋様を主体としたゴル紋様、花柄や幾何学文様が組み合わさった紋様(村や部落によって特徴があります)が黒や白で描かれたものが多く見られます。
アフガニスタンではザクロの実の汁で染め,月日が立つほど その赤が美しくなります。
ペルシャ結びで織り目は細かく、まるでシルクの糸を使って織り上げられたようにみえます。
平山郁夫先生(故人)が本の中にアフガニスタン絨毯がお好きだったとか独特の色で、静かで強く幾何学的な堅い紋様ですが、、、、、、、
その言葉を思い出します。